遺跡の紹介

  • 集落跡

沢ノ西遺跡(さわのにしいせき)

~段丘崖下の弥生集落~ 鶏冠井町沢ノ西・草田・稲葉

阪急西向日駅の東方600mの低地にあった集落跡です。1981(昭和56)年、沢ノ西の住宅街でおこなわれた立会調査(第8125次調査)の際、溝、土壙が発見され、多量の弥生土器が出土しました。その後、野添地区の立会調査(第8320次調査)でも弥生時代後期の土器が出土し、弥生時代中期後半~後期の集落跡があるとわかりました。出土品には近江地方や河内地方からの搬入品が含まれ、弥生時代中期における地域間交流を示す資料として重要です。遺跡の中心部はJR東海道線下に広がっている可能性が考えられ、集落の構造ははっきりしません。

『向日市埋蔵文化財調査報告書』第19集

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