遺跡の紹介

  • 史跡乙訓古墳群

南条古墳群(なんじょうこふんぐん)

~古墳時代中期(5世紀)の円墳~ 物集女町南条

直径約23.5m、高さ約3.5m

第2向陽小学校グランドおよび西側付近の扇状地に位置します。かつては7基の円墳がありましたが、現存するのは3号墳のみです。同時期の小型墳のほとんどが消滅したなか、墳丘が良好に残る点で貴重です。
1983(昭和58)年、大阪大学文学部が測量調査を行い、その成果が『向日市史』に収載されています。また、平成19年(2007)には墳丘東裾で発掘調査が実施されています。
墳丘には葺石(ふきいし)が施され、埴輪がめぐらされていました。墳頂部中央に盗掘孔らしき凹み(径5.3m、深さ0.8m)が残ります。

[文献]
『向日市史』上巻・下巻 向日市 1983・1985年
『向日市埋蔵文化財調査報告書』第60集・第70集(第1分冊)・第82集

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