財団設立30周年記念展示「埋(うず)もれた文字~長岡京の墨書土器~」
向日市が全国に誇る考古資料として、長岡京出土の文字資料があります。なかでも墨書土器は、その出土点数の多さから、同時代の文献史料と肩を並べ得る潜在価値を有します。当財団では、設立30周年にあたり、長岡京出土の墨書土器の集成を行い、文字(内容、形態、書き方)、土器(種類、記載位置、特徴)、出土状況などの基本情報をまとめました。この成果をもとに、長岡京出土の墨書土器を中心に、木簡・漆紙文書など、乙訓地域で出土した「文字が書かれた遺物」を一堂に集め、文字の歴史における8世紀末の様子を紹介します。
会 期 H30年9月1日(土)~10月8日(月・祝)
会 場 向日市文化資料館(阪急東向日駅から徒歩約8分、JR向日町駅から徒歩約15分)
開館時間 10:00~18:00(入館17:30)、入館無料
休 館 日 月曜日(祝日の場合は翌日)・毎月1日(土・日・月曜の場合は翌火曜日)
記念講演会 「土器に文字を書くこと」
講師 吉川 真司氏(京都大学大学院文学研究科教授)
日時 平成30年9月29日(土) 14:00~16:00
会場 向日市文化資料館2F研修室
参加費無料、申し込み不要
展示図録を会期中に向日市文化資料館で販売します。送付をご希望の場合は、当財団までお問い合わせください。
[規格] A4判 カラー48頁
[価格] 500円