市民考古学講座 開催内容
「遷都に学ぶ〜歩いて学ぶ考古学2011〜」
講 座 名 | 概 要 | 開催日 |
第1回見学会 「長岡京と平安京 〜遷都へのながめ・登って学ぶ愛宕山〜」 季節外れの台風で延期され 11月3日に開催 |
西寺京都盆地二都の背後にそびえる愛宕と比叡。愛宕の神様がふもとの鷹ヶ峰から山上に昇られました。時は光仁から桓武朝への時代です。 長岡を見守る愛宕社にお参りし、遷都のドラマを山上の広場や岩場でおおいに語り合ってみませんか。 |
11/3 |
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第2回見学会 「樟葉宮から筒城宮、そして乙訓宮へ 〜継体の王宮をたずねて〜」 |
長岡京遷都に先立つ280年前、継体天皇は20年ものあいだ政権の所在地を淀川流域に構えました。三つの宮殿伝承地をたずねて、それらの立地環境を見渡しこの地が選ばれた理由にせまります。 |
6/19 |
第3回見学会 「近江大津宮と天智天皇陵 〜なぜ宮都は大和を離れたか〜」 |
桓武天皇は曾祖父である天智天皇に連なる皇統を意識したといわれ、大化のクーデターや近江遷都など革命的な政治志向に自らを重ねあわせたと考えられます。天智天皇の足跡をたずね、長岡京遷都への影響を考えます。 |
7/24 |
第4回見学会 「平城京から恭仁京へ 〜聖武天皇遷都の道〜 |
恭仁京遷都は長岡京に先立つ、初の山背遷都として位置づけられます。コナベ越えの古道を歩きながら、平城京・恭仁京に関連する史跡を見学し、聖武天皇の遷都の道をたどります。 | 10/23 |
第5回見学会 「難波宮から長岡宮へ 〜都の朱雀大路を歩く」 |
長岡京遷都は難波宮の資材を再利用して進められました。難波宮や長岡京の朱雀大路やその周辺遺跡を歩きながら、都の立地の違いなどを体感します。 | 11/20 |
第6回見学会 「長岡京東院から平安宮へ 〜桓武天皇遷都の道〜」 |
延暦13(794)年10月22日、桓武天皇の車駕は長岡京東院から桂川を超えて新京へ遷りました。古代都城の到達点である平安宮を目指して遷都の道程をたどります。 | 12/4 |
講演会 「山城遷都と桓武天皇-苦悩から栄光への道-」 講師:京都産業大学名誉教授井上満郎氏 |
井上先生より
「784年11月、都が長岡京にうつってきました。山城・京都の都のはじまりです。10年で廃都となりましたが、次の平安京は千年の都として日本の歴史と文化の中心となりました。しかし山城への遷都の背後には、多くの人の血の流れた激動の時代があったのでして、その実相を考えながら、山城遷都と桓武天皇の真実を読み解いてみたいと思います。」 |
11/13 |
平成23年度
古代日本の政治の表舞台に登場する継体天皇の弟国宮と桓武天皇の長岡京。乙訓に政権の所在地が求められた歴史的な背景について「遷都」のあしどりを振り返りながら考えます。